平安賞in奈良2026(奈良GⅢ)は古性優作がV|乱戦を差し切りGⅢ16勝目【結果・回顧】

京都向日町競輪開設76周年記念『平安賞in奈良』2026の決勝は、古性優作がゴール前で根田空史を差し切って優勝。GⅢ通算16勝目を挙げた奈良の一戦を、決勝の展開・着順・コメント、そして共同通信社杯や寛仁親王牌へつながる意味まで振り返ります。
取材担当奈良競輪場で行われた「平安賞in奈良」、決勝は最後の直線までもつれる乱戦でした。勝ったのは大阪の古性優作。9月13日の決勝を、展開・着順・本人コメントに分けて振り返ります。

平安賞in奈良2026の決勝結果|古性優作が乱戦を制す
まず結論から。9月13日、奈良競輪場で行われた「平安賞in奈良」の決勝(12R)は、古性優作が最後の直線で抜け出して優勝した。GⅢとはいえ、決して楽な内容ではない。本人が「今節はしんどかった」と漏らすほど、道中は苦しい位置取りが続いた一戦だった。
| 着 | 選手 | 決まり手・ポイント |
|---|---|---|
| 1着 | 古性優作(大阪) | ゴール前で番手まくりを差し切り |
| 2着 | 根田空史 | 番手から早めにまくって粘る |
| 3着 | 山田庸平 | 好位から流れ込む |
「平安賞」はもともと京都・向日町競輪場の記念競輪の名前だ。向日町がバンク改修などの事情で使えない年に、近隣の奈良競輪場を舞台に「in奈良」として開催されるかたちになっている。名前は京都の記念、走る舞台は奈良――この事情を知っておくと、出走メンバーや地元色の見え方が理解しやすい。
決勝の展開を振り返る|「犬伏より先に」の仕掛けが読まれた
決勝は、先行争いから縦の攻防になった。前を取りにいったラインの動きに対し、古性は番手や3番手あたりの好位で我慢する展開。ここで面白いのが、古性のコメントだ。
ライター古性は「犬伏君より先に仕掛けようと思って出たが、前の根田さんに気づかれて車が進まなかった」という趣旨の話をしています。犬伏湧也の脚を警戒して早めに動いたら、番手の根田空史にピタリと対応された――勝った本人が「進まなかった」と言うくらい、際どい競り合いだったわけです。
番手から早めにまくって出た根田を、古性がゴール前できっちり差し切った。派手な大逃げや一発のまくりで決まったレースではなく、位置取りと最後の伸び比べで決着した「玄人好み」の決勝だったと言っていい。
こういう決着は、車券的にも示唆が多い。先行一車で決まる高速バンクと違い、直線で差しが届く展開では「誰が最後に伸びるか」を読む力が問われる。奈良のバンクで好位差しが決まった事実は、同型の記念競輪を予想するうえでも覚えておきたい。
古性優作はなぜ強い?自在型トップの安定感
今回勝った古性優作は、いまの競輪界を代表するS級S班の一人だ。BMX出身という異色の経歴を持ち、2021年のオールスター競輪でGⅠ初優勝、同年末のKEIRINグランプリも制して賞金王に輝いた。日本選手権競輪(ダービー)も完全優勝で獲るなど、ビッグレースでの勝負強さは折り紙つきだ。
GⅢの記念競輪でも、こうしてきっちり優勝を積み上げられるのが古性の怖さだ。ビッグレース級のメンバーが揃わない開催でも取りこぼさない。この安定感が、後述する秋のGⅠ戦線での評価につながっている。
古性の脚質・実績をもっと知りたい人は、別記事の古性優作とは?脚質・実績・車券の狙い方も参照してほしい。
この一勝が持つ意味|共同通信社杯・寛仁親王牌へ
平安賞の直後には、9月18〜21日に富山で共同通信社杯(GⅡ)が控える。さらに10月9〜12日には弥彦で寛仁親王牌(GⅠ)が開催され、古性を含むS級S班勢が集結する予定だ。年末のKEIRINグランプリ出場権を争う秋の戦線は、ここから一気に本格化する。
言い換えると、今回のGⅢ制覇は「単発の一勝」では終わらない。調子を上げてビッグレースに入っていける、という古性にとって理想的な流れができた。奈良の乱戦を差し切った一戦は、秋の主役候補が始動を告げた回でもあった。
平安賞in奈良2026に関するFAQ
Q. 平安賞in奈良2026の優勝者は?
古性優作(大阪・100期・S級S班)です。9月13日の決勝で、番手から粘る根田空史をゴール前で差し切って優勝しました。
Q. なぜ京都の記念が「奈良」で行われるの?
「平安賞」は本来、京都・向日町競輪場の記念競輪の名称です。向日町の事情で開催できない際に、奈良競輪場を舞台に「in奈良」として実施されています。今回は京都向日町競輪開設76周年記念として奈良で行われました。
Q. GⅢ通算16勝はすごい記録?
GⅢの記念競輪は全国で数多く開催されますが、それでも通算16勝は自在型トップの安定感を示す数字です。ビッグレースだけでなく記念でも勝ち切れる点が、古性の評価の高さにつながっています。
Q. 古性は次にどのレースに出る?
報道時点では、共同通信社杯(富山GⅡ・9月18〜21日)や寛仁親王牌(弥彦GⅠ・10月9〜12日)が続く見込みです。最終的な出場・並びは公式発表で確認してください。
まとめ|奈良の乱戦を制した古性、秋の主役へ
平安賞in奈良2026の決勝は、派手さより「位置取りと差し」で決まった一戦だった。
- 決勝は古性優作が優勝、2着根田空史、3着山田庸平
- 番手まくりを直線で差し切る、自在型らしい勝ち方
- 古性はこれでGⅢ通算16勝目に到達
- この勢いで共同通信社杯・寛仁親王牌など秋のGⅠ戦線へ向かう
記念競輪の決勝は、こうした乱戦の差し比べになりやすい。展開を読んで車券に落とし込むコツは、記念競輪(GⅢ)とは?格・賞金・予想のコツでも解説している。本日のレースや払戻は本日のレース・結果から確認できる。
車券は根拠を持って買いたい。編集部が検証した競輪予想サイトの比較も、予想の材料選びの参考にしてほしい。















